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SESSION
セッション詳細
- 5月27日(月)
- 5月28日(火)
市民科学関連
市民科学関連12 : 45~14 : 15 小会議室(2F)
B4
企業・NPOが参加するオープンサイエンスのこれまでとこれから 2019年版
堀井 洋(学術資源リポジトリ協議会 代表理事・合同会社AMANE 代表社員)
各々の活動内容・組織構成・行動原理が大きく異なる企業やNPOが、互いにどのように連携・協力し、持続的にオープンサイエンスの推進を実現していくべきかについ ての議論は未成熟である。本セッションでは、企業やNPOにおける研究データ利活用の事例を紹介するとともに、収益性・事業性・社会貢献の観点から、オープンサイ エンスに多様な組織が参加し果たすべき役割について議論する。今回は前回からの約1年間で、企業・NPOが参加するオープンサイエンスに関する状況がどのように変 化・発展し、今度、どのような展開が期待できるのか?について、参加者全員で議論を行う。
- 堀井 洋(合同会社AMANE)
- 福島 健一郎(アイパブリッシング株式会社)
- 岩下 智洋(有限会社ホワイトラビット)
- 天野 絵里子(京都大学)
- 阿児 雄之(東京国立博物館)
- 柴藤 亮介 (アカデミスト株式会社)
市民科学関連14 : 30~16 : 00 小会議室(2F)
B5
社会課題解決に向けた市民協働とオープンサイエンスのシナジー
Participatory Action Research and Open Science to Solve Social Issues: A Synergy
近藤 康久(総合地球環境学研究所)
研究データのオープン化と市民の科学への参加(シチズンサイエンス)を推進の柱とするオープンサイエンスを、行政と市民がオープンデータを活用しつつ協働して地域の課題を解決するオープンガバナンスと融合させるには、現場に欠如しているデータや知識、技術を与えれば課題が解決するはずだという〈欠如モデル〉を克服して、研究者と実務者が対等な立場で互いに学び合いながら協働を実質化する必要がある。そこでこのセッションでは、二人の有識者がペアを組み、短い報告の後、互いに問い、思考を深め広げるペア対話形式により、社会の課題解決に向けた市民協働とオープンサイエンスの相乗効果(シナジー)を生み出すための課題を多角的に検討する。
- 近藤 康久(総合地球環境学研究所)
趣旨説明:「社会課題解決に向けた市民協働とオープンサイエンスのシナジー」 - 中原 聖乃(総合地球環境学研究所) × 宮田 晃碩(東京大学)
対話1:「人類学と哲学の視点から」 - 加納 圭(滋賀大学/社会対話技術研究所) × 佐藤 拓也(YuMake合同会社/Code for Ikoma)
対話2:「科学技術コミュニケーションとシビックテックの視点から」 - グラフィックレコーディングまとめ
あるがゆう
図書館・大学関連
図書館・大学関連10:00~11:30 中会議場B(2F)
C2
大学における研究データ管理の現状と課題
松井 啓之(京都大学 経営管理大学院)
現在、研究データ保管に関しては、研究公正の観点から管理体制や期間に関してガイドライン等の取り決めが各大学等でなされている。しかしながら、取り決めはあるが、その実際の運用には、各大学等で試行錯誤している現状がある。また、研究公正の立場から義務的に研究データ管理がなされていることもあり、オープンサイエンスの立場とは異なる考え、運用になっている場合も見受けられる。
そこで、現状における大学等における研究データ管理について、いくつかの事例と関係者を交えた発表及びパネルを行い、研究公正の観点だけではなく、オープンサイエンスの観点からの研究データ管理へ変えて行くための方策を、会場の参加者を交え検討したい。
- 梶田 将司(京都大学 情報環境機構)
「大学の情報基盤の立場からの研究データ支援について」 - 山中 節子(京都大学附属図書館 学術支援課)
「大学図書館の立場からの研究データ支援について」 - 松井 啓之(京都大学 経営管理大学院 / 図書館機構 副機構長)
「大学における研究データの現状と課題」
図書館・大学関連12 : 45~14 : 15 中会議場B(2F)
C3
研究データマネジメント人材の育成を展望する
Prospects for RDM human resources development in the future
尾城 孝一(国立情報学研究所 オープンサイエンス基盤研究センター 特任研究員)
Kouichi Ojiro(National Institute of Informatics)
研究データマネジメントを支える人材育成に関しては、研究の実施者である研究者自身のデータリテラシーを高めるとともに、研究者を支援する専門職の養成も欠かせない。現在、わが国においては、RDMに関連する人材育成に関連するさまざまなプロジェクトが進行している。例えば、JPCOARの研究データタスクフォースはNIIと密に連携して、研究データマネジメントを支える支援職員向けの教材開発に取り組んできた。また、AMEDは研究データの質向上の指導者を育成するためのプログラムに助成し、RDUFのJDARNもデータリポジトリの人材基盤の構築に取り掛かっている。さらに、京都大学や千葉大学のような個別の学術機関による取り組みも始まっている。本セッションは、以上のような多様な取り組みの事例発表をもとに、日本におけるRDM人材開発の現状を俯瞰し、関係グループ間の役割分担と連携について議論する機会としたい。
With regard to human resource development to support research data management, it is essential not only to enhance the data literacy of the researcher who does research, but also to train specialists who support the researcher. At present, in Japan, various projects related to human resource development related to RDM are in progress. For example, JPCOAR's Research Data Task Force has worked closely with NII to develop teaching materials for support staff who support research data management. In addition, AMED is supporting a program for developing leaders in improving research data quality, and RDUF's JDARN is also working on establishing a human resource base for data repositories. In addition, individual academic institutions such as Kyoto University and Chiba University have begun to work on this. This session will give an overview of the current status of RDM human resource development in Japan based on the case presentations of the various activities described above, and will be an opportunity to discuss the role sharing and coordination among related groups.
- 12:45 - 12:50 尾城 孝一(国立情報学研究所)
趣旨説明 - 12:50 - 13:00 西薗 由依(鹿児島大学 学術情報部)
「JPCOARによるRDM人材育成の取り組みと今後の展開」
→ 発表資料 - 13:00 - 13:10 國本 千裕(千葉大学 アカデミックリンクセンター)
「創りながら学びあう:教職協働による『学生向けRDM学習教材』の開発」
→ 発表資料 - 13:10 - 13:20 青木 学聡(京都大学 情報環境機構)
「研究データマネジメントに対する共通理解」
→ 発表資料 - 13:20 - 13:30 飯室 聡(国際医療福祉大学)他
「論文の再現性と研究データ管理~AMED『研究データの質向上の指導者育成プログラム開発事業』の紹介~」 - 13:30 - 13:40 尾鷲 瑞穂(国立環境研究所)
「研究データリポジトリ整備・運用ガイドラインにおける人的基盤の要求要件~JDARNにおける議論過程とウラ話」
→ 発表資料 - 13:40 - 14:10 ディスカッション(司会:尾城 孝一)
- 14:10 - 14:15 まとめ(尾城 孝一)
図書館・大学関連14:30~16:00 中会議場A(2F)
C4
機関リポジトリにおける研究データ公開に向けた取り組み
林 正治(国立情報学研究所 オープンサイエンス基盤研究センター 特任助教)
Masaharu Hayashi(National Institute of Informatics)
機関リポジトリによる研究データ公開に注目が集まっている。しかしながら、具体的な手法については、分野での事例はあるものの、確立されたとは言い難く、機関リポジトリならではの課題も存在するものと思われる。グリーンOAがなかなか進まない中、研究データの公開が本当に進むのかという懸念もある。本セッションでは、分野や機関での研究データ公開の実例をもとに議論を深め、共通認識の整理を行う機会としたい。
- 14:30 - 14:40 林 正治(国立情報学研究所 オープンサイエンス基盤研究センター)
趣旨説明
→ 発表資料 - 14:40 - 15:30 講演
- 15:30 - 16:00 ディスカッション
テクノロジー関連
テクノロジー関連14:30~16:00 特別会議室(1F)
D1
研究データプラットフォーム開発IG
Research Data Platform Development IG
込山 悠介(国立情報学研究所 オープンサイエンス基盤研究センター 助教)
Yusuke Komiyama(National Institute of Informatics)
日本のオープンサイエンスを発展のためには、学術機関における研究データ基盤の整備は重要な課題であるが、大学と研究機関の情報基盤センターでは研究データ基盤整備の事情が異なっている。両者の研究者が共同研究を行う上での研究データ基盤の共通化などが必要になるが、これまで、組織や分野を越えて研究データプラットフォームの研究者、技術者が議論する場が国内では少なかった。本IG (interest group:研究会) では、昨年度のBoF (a bird of feather) に続き、先進的な研究データプラットフォームの事例の技術開発やユースケースの紹介とともに、ICTインフラの共通化やサービスの連携可能性、標準化などについて議論する。
The development of research data platforms in academic institutions is an essential issue for the development of open science in Japan. However, the circumstances of research data infrastructure development differ between universities and research institutes. It is necessary to share the research data platform when both researchers conduct joint research. In this session, we will discuss the commonality of ICT infrastructure and the possibility of linking services and standardization as well as introducing technological development and use cases of advanced research data platform cases.
登壇者:
- 須谷 尚史(東京大学 定量生命科学研究所 講師)
「全論文データの登録・保管・公開を支援するフレームワークの開発 〜生命科学分野における取り組み〜」 - 佐々木 隆太(北海道大学 創成研究機構グローバルファシリティセンター 副センター長)
「北海道大学GFCにおける機器共用とデータ基盤活用の可能性」 - 菊地 伸治(物質材料研究機構 NIMSエンジニア)
「物質・材料研究機構における研究データ管理に向けた取り組み」 - 込山 悠介(国立情報学研究所 助教)
「日本における共通研究データ基盤の実現を目指して」
Speakers List:
- Sutani Takashi (Institute for Quantitative Biosciences, The University of Tokyo)
"Development of a framework for deposition, storage and disclosure of published research data ~a report from life science field~" - Ryuta Sasaki (Global Facility Center, Hokkaido University)
"Strategies for GFC Equipment-Sharing and Data management at Hokkaido University" - Shinji Kikuchi (National Institute for Materials Science)
"The current approach for Research Data Management at NIMS" - Yusuke Komiyama (National Institute of Informatics)
"Aiming to realize common research data infrastructure in Japan"
データ公開・管理関連
データ公開・管理関連10 : 00~11 : 30 中会議場A(2F)
E1
人文・社会科学におけるオープンサイエンス
Open Science for Humanities and Social Sciences
北本 朝展(ROIS-DS 人文学オープンデータ共同利用センター センター長 / 国立情報学研究所 准教授)
Asanobu Kitamoto(ROIS-DS Center for Open Data in the Humanities / National Institute of Informatics)
人文・社会科学においてもオープンサイエンスが重要な課題となりつつあり、オープンサイエンスを支援する研究基盤の構築に向けた大規模プロジェクトも動き始めた。また、分野や学術の様々な壁をまたいだコラボレーションなどの新しいアイデアを取り入れ、研究成果の利活用や普及につなげていくことへの期待も高まっている。そこで、人文・社会科学の分野でオープンサイエンスに取り組む方々をお招きし、会場の方々も交えながら、これまでの事例と今後の見通しを共有する。
Open science is becoming an important issue in humanities and social sciences, and large-scale projects for building research infrastructure have also started to support open science. In addition, there is a growing expectaion that a new idea such as collaboration across discplines and beyond academia leads to the utlization and outreach of research outcome. We invite people actively working toward open science in the field of humanities and social sciences, and share case studies and future prospects with the people in the venue.
- 趣旨説明
- 北本 朝展(ROIS-DS 人文学オープンデータ共同利用センター/国立情報学研究所)
「Yes we can?オープンサイエンスは人文・社会科学を変えるか?」
- 北本 朝展(ROIS-DS 人文学オープンデータ共同利用センター/国立情報学研究所)
- 招待講演
- 前田 幸男(日本学術振興会人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進センター/東京大学大学院 情報学環)
「人文学・社会科学のデータ共有基盤について」 - 後藤 真(国立歴史民俗博物館)
「見える人文・見えない人文?オープンな人文学情報基盤が作る未来」 - 北村 紗衣(武蔵大学)
「ブラックホールと啓示:ウィキペディアと研究・教育」
- 前田 幸男(日本学術振興会人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進センター/東京大学大学院 情報学環)
- ディスカッション
→ セッション資料
データ公開・管理関連12:45~14:15 特別会議室(1F)
E2
材料データプラットフォーム開発IG
Materials Data Platform Development IG
吉川英樹(物質・材料研究機構 統合型材料開発・情報基盤部門 材料データプラットフォーム副センター長)
Hideki Yoshikawa(National Institute for Materials Scinece, Research and Services Division of Materials Data and Integrated System, Materials Data Platform Center)
材料科学分野におけるデータ利活用の需要は急速に高まっており、研究創成の段階(データをつくる)から開発応用(データをつかう)までを担うデータプラットフォームへの取り組みが産学官で進んでいる。データの質と量、そして真の利活用につなげるためのデータ情報(メタデータ)について、一定の標準化と共に、材料や用途別に可変なデータ設計が必要である。さらに機械学習などの手法を取り入れた予測や解析の場面でもデータの需要が高くなっている。政府の研究データ基盤整備が進む中、「つくる」から「つかう」、それを可能とするデータプラットフォームについて、産学官の研究者・実験計測従事者・キュレーター・エンジニアなどの異なる立場が一同に介して議論する場として、昨年度セッション「物質・材料分野におけるデータ利活用」の発展系として、RDA(米)/CoDATAのMaterials Data, Infrastructure, and Interoperabilityの日本ローカル版として開催する。
The demand for data utilization in the field of materials science is rapidly increasing. Industry, academia and government are working with each other for establishing a data platform that is responsible for data development from the research creation stage to create data to development application using data. With regard to the quality and quantity of data and the metadata, it is necessary to design a data structure that can be varied according to material and application.Furthermore, the demand for data is also increasing for prediction and analysis using machine learning. Last year's session of "Data Utilization in Materials and Materials" will be held as a Japanese version of RDA (US) / CoDATA's Materials Data, Infrastructure, and Interoperability.
- データプラットフォームとは
- 伊藤 聡(物質・材料研究機構-MI2I)
「日本のデータプラットフォームと連携の将来」 15分 - 門平 卓也(物質・材料研究機構-DPFC)
「RDAと材料データ関連の取り組み」 15分
- 伊藤 聡(物質・材料研究機構-MI2I)
- つかうデータをつくる
- 芦野 俊宏(東洋大学 国際地域学科)
「オープンデータにおける単位系表記のガイドライン」 10分 - 松田 朝彦(物質・材料研究機構-DPFC)
「材料データリポジトリにおける共通メタデータ・分野別メタデータ」 10分
- 芦野 俊宏(東洋大学 国際地域学科)
- データをつかう
- 矢田 陽(産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター)
「触媒化学へのデータ解析推進の現状およびメタデータ取得への課題」 15分 - 吉川 英樹(物質・材料研究機構-DPFC)
「データの収集から利用までのワークフローとその構築例の紹介」 10分
- 矢田 陽(産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター)
- データをためる
- 柿ヶ野 武明(三井化学株式会社 研究開発本部 研究開発企画管理部)
「研究開発現場でのデータの活用について」 15分
- 柿ヶ野 武明(三井化学株式会社 研究開発本部 研究開発企画管理部)
総合関連
G4
データ管理計画(Data Management Plan: DMP)について
Data Management Plan: DMP
谷藤 幹子(物質・材料研究機構 統合型材料開発・情報基盤部門 材料データプラットフォームセンター長)
Mikiko Tanifuji(National Institute for Materials Scinece, Research and Services Division of Materials Data and Integrated System, Materials Data Platform Center)
タイトル:データをつかうためのDMP
企画趣旨:
研究データ利活用協議会(RDUF)の下に設置された「データ管理計画(Data Management Plan: DMP)」小委員会では、競争的外部研究資金などの先行例や、公表されたデータを利用するユースケースについて情報交換を行っている。本年のJOSS2019では、データ管理による研究利用に主眼点を移し、制度からみる期待、制度を運用する組織、運用するためのシステムの3つの視点で公開セッションを行う。異なるセクタからの参加を歓迎します。
アブストラクト:
公的研究資金を申請する際に、バックデータも含む研究成果の保存を計画的に行うことを「データマネジメントプランDMP」で管理、提出し、研究実施と共にデータを管理すること、適切な方法で公開することなどが求められている。
内閣府が推進するオープンサイエンス政策では、所属機関のデータポリシに従って適切な保管、公開、さらに利活用に向けて大学・研究機関に着手を促している。
しかし実際には、研究現場の日常で、日本および全科学分野共通の方法で実施するためには、制度設計と実践評価が不可欠である。当委員会は、オープンサイエンス時代におけるDMPを3つの切り口 (1)研究資金ファンド、(2)研究・大学機関での実施、(3)DMPインフラ で現状を紹介し、理解を深めることを目的として本セッションを開催する。
When applying for public research funding, it is required that the Data Management Plan DMP be published in an appropriate manner. Under the open science policy promoted by the Cabinet Office, universities and research institutes are promoting efforts for appropriate storage, disclosure, and utilization of data in accordance with the data policy of the affiliated institution. However, institutional design and practical evaluation are essential for implementation in a common way across all scientific fields.
The Committee has three perspectives on DMP in the open science era, that is (1) Data management policy, (2) Managing data means managing research, and (3) DMP infrastructure. This session will be held to introduce the current situation and deepen understanding.
- データマネジメント
- 赤池 伸一(内閣府 政策統括官付参事官)
「日本のデータマネジメント政策と将来」 15分 - 小賀坂 康志(国立研究開発法人 科学技術振興機構 情報基盤事業部)
「JSTにおけるDMP運用の現状について」 5分 - 谷治 和文(NEDO技術戦略研究センター 標準化・知財ユニット長)
「NEDOにおけるデータマネージメントの取組」 5分
- 赤池 伸一(内閣府 政策統括官付参事官)
- DMPシステム:研究の進展と共にあるマネジメントシステムとは
- Simon Oblasser(ウィーン工科大学)
「Machine actionable DMP」 15分 - 常川 真央(国立情報学研究所)
「DMPが創り出すオープンサイエンス基盤の有機的なつながり」 15分
- Simon Oblasser(ウィーン工科大学)
- 研究とデータ:ごく自然な中にあるマネジメントという概念を紐解く
- ミニ座談会「研究のための研究データマネジメントとは」 35分
進行:谷藤 幹子- 岡山 将也(日立コンサルティング)
- 石井 真史(物質材料研究機構)
- 升井 洋志(北見工業大学)
- ミニ座談会「研究のための研究データマネジメントとは」 35分
G5
研究ワークフローにおけるPIDの活用
Utilizing PID in the research workflow
中島 律子(科学技術振興機構 知識基盤情報部 調査役)
Ritsuko Nakajima(Japan Science and Technology Agency)
PID(Persistent ID、永続的識別子)は、オープンサイエンスを支える基盤として、整備が進んできた。論文にDOIを付与することから始まった学術情報におけるPIDは、登録対象が研究者や研究データ等に広がり、登録するための基盤整備も進んできた。現在、登録したPIDが応用的に活用される段階に入って来ており、本セッションにおいては、先行事例を共有することでメリットを実感し、利用への動機や新たなアイデアを喚起することを目的とする。
PID (Persistent Identifier) has been developed as infrastructure to support open science. The utilization of PID for scholarly information started from DOI for articles and has targeted researchers and research data and so on. Now at the stage of utilization, the session aims to realize benefits by sharing advanced use cases and to prompt motivation and evoke new ideas for utilizing PID.
- Tom Demeranville (ORCID)(JSTが代理発表:日本語)
「The ORCID Reducing Burden and Improving Transparency (ORBIT) project」
→ 発表資料 - 竹内 比呂也(千葉大学附属図書館)
「CHORUSから機関リポジトリへ:千葉大学CURATORにおけるDOIの活用」
→ 発表資料 - 富澤 宏之(NISTEP)
「科学技術政策におけるPID活用の可能性について」
→ 発表資料 - 宮入 暢子(学術コミュニケーションコンサルタント)
「PIDコミュニティの拡大:チャレンジと新たなイニシアチブ」
→ 発表資料 - 武田 英明(国立情報学研究所)
ラップアップ
G6
Japan Data Repository Network (JDARN):データリポジトリの諸問題と未来像
Japan Data Repository Network (JDARN): Various Issues and Future Prospects of Data Repositories
北本 朝展(ROIS-DS 人文学オープンデータ共同利用センター センター長 / 国立情報学研究所 准教授)
Asanobu Kitamoto(ROIS-DS Center for Open Data in the Humanities / National Institute of Informatics)
ジャパン・データリポジトリ・ネットワーク:JDARN(RDUF小委員会)における議論の過程で浮上した、データリポジトリの信頼性、データリポジトリの人材基盤、研究データの保存と利活用などの諸問題を中心に、未来像につながる議論を行いたい。また、日本国内におけるデータリポジトリ関係者のネットワーキングを促進し、国内外の事例やその重要性を広くアピールする場としても活用する。
The session will have discussion on issues and future prospects about data repositories, such as trustworthiness, capacity building, preservation and utilization of research data, based on the discussion at JDARN (Japan Data Repository Network), a special interest group within RDUF. The session also facilitates networking among stakeholders of Japanese data repositories, and promotes case studies and relevance of data repositories on the globe.
研究データ利活用協議会・イベントアーカイブ「JAPAN OPEN SCIENCE SUMMIT 2019」
- 14:30 - 14:40 JDARNとは?
- 14:40 - 15:05 「研究データリポジトリ整備・運用ガイドライン」の概要
- 15:05 - 15:25 データマネジメントとデータ流通
- 15:25 - 16:00 ディスカッションとまとめ
- データリポジトリの紹介とセッションに対する感想
- データリポジトリの諸問題と未来像に関する議論
まとめセッション
まとめセッション16:30~18:00 一橋講堂(2F)
A2
2日目ラップアップセッション
司会:林 和弘(文部科学省科学技術・学術政策研究所 科学技術予測センター 上席研究官)
パネル形式で、1セッション3分程度でまとめ発表を行います。